ギター半音下げチューニングの魅力とテクニック完全ガイド

エレキギター初心者講座 ギター半音下げチューニングの魅力とテクニック完全ガイド

ギタリスト必見!半音下げチューニングで音楽の幅を広げる方法とは?

この記事では、ギター半音下げの魅力やテクニック、そのメリットやデメリットを詳しく掘り下げていきます。

ギターを半音下げることで何が変わるのか、どうすれば簡単にチューニングできるのか、役立つ情報をお届けします。音楽の新たな世界を体験しましょう!

ギター半音下げとは?

ギター半音下げチューニングとは、ギターの全ての弦を通常のチューニングから半音低くする方法です。このチューニングは、特にロックやブルースなどのジャンルで好まれます。ここでは、その基本となる概念について解説します。

半音下げの基本概念

ギターの半音下げは、通常のチューニング(EADGBE)から各弦を半音、つまり一つのフレット分低くすることです。このチューニングには、音の響きや演奏のしやすさが影響しています。

私が初めて半音下げを試したときの感動は忘れられません。低い音域が強調され、曲が持つ雰囲気が一変しました。特に、力強いリフがより迫力を増すのを感じました。

が、めんどくさがりの私はレギュラーチューニング派ですが....。

曲はかっこいいんだけど、半音下げってだけでコピーを諦めたギタリストは多数います......

 

半音下げチューニングは60年代にジミ・ヘンドリックスがはじめ、広めたと言われるチューニング法だといわれています。

ヘビーメタル、ハードロック系のギタリストにちらほら見られますね。
ギターのチューニングを全弦半音下げただけなのですが、ヘヴィーな音が楽しめます。

また、弦のテンションが下がるため、握力のない人にとって弾きやすいチューニングです。

余談ですが、オジーオズボーンのギタリストとして有名な

ザックワイルドは自身のバンド"Black label sociaty"で2音半下げまで挑戦しています。

弦のテンションがなくなりベロンベロンの状態になりますのでベース弦を張っていたそうです。

むやみに下げすぎると音程が判別しにくくなるので注意してください。

ジャンルでの使用例

半音下げチューニングは、ロックやブルース、ヘヴィメタルなど、重厚なサウンドが求められるジャンルでよく使用されます。低い音域が強調され、より深みのあるサウンドが生まれます。

ジャズの曲も弾きやすくなるようです。スイープは確実にやりやすくなります。

半音下げチューニングのやり方

半音下げチューニングの方法を学ぶ準備はできましたか?

心配しないでください、一緒にステップバイステップで進んでいきましょう!

と言っても・・・・・全弦半音下げるだけです。

クロマティックチューナーをお持ち方は

注意
  • オクターブチューニングが崩れる場合がある。

半音下げチューニングに限らず弦のチューニング変えた場合は注意が必要です。
レギュラーから半音下げにする場合は、弦に巻きぐせがついておりチューニングが安定しないことがあります。

 

ギターのチューニングを半音下げるとどうなるか.....?

弦のテンションが下がり、音にハリがなくなります。
音にハリがなくなり、輪郭がぼやけることから音がヘヴィーに聞こえます。

違う表現をすれば丸くなる、暖かい音になるといったところです。

半音下げチューニングにすると弦の張力が下がりますので握力がない方でも弾きやすくなります。
弦の反作用が弱まるのでピッキングも楽になります。

バンドサウンド的にはキーが低い方に広がるのでボーカリストは楽になります。

鍵盤楽器の人には黒鍵が増えるので弾きにくいかも知れません。

このチューニングは、特にハードロックやヘビーメタルに最適です。

音楽に重厚感を加え、リスナーに強烈な印象を与えるでしょう。

ギター半音下げのメリット

ギターを半音下げにすることで、さまざまなメリットがあります。音楽的な表現の幅が広がるだけでなく、演奏にも良い影響を与えます。

ヘビーな音が好きなら半音下げチューニングは、あなたのギターに力強さと深みをもたらします。
音楽に新しいダイナミクスとエネルギーを加えることができます。

演奏のしやすさ

弦のテンションが低くなるため、フィンガリングやバー押さえが楽になります。これは初心者にとっても嬉しいポイントです。

私自身、半音下げチューニングにした時は、コードを押さえるのがとても楽になったことを覚えています。これにより、より複雑なコードも楽に押さえられるようになりました。

フィンガリングのしやすさは、演奏のスピードや精度を向上させます。これは、特に速いパッセージやソロを弾く際に有効です。

ギター半音下げのデメリット

しかし、半音下げにはいくつかのデメリットも存在します。これらを理解し、適切に対処することが大切です。

チューニングの頻繁な調整

半音下げは標準チューニングよりも弦のテンションが低いため、チューニングを頻繁に行う必要があります。

実際に半音下げを行うと、チューニングの安定性が少し落ちることがあります。特に新しい弦では、数回演奏するごとにチューニングを確認する必要があります。

私は、練習前と演奏前には必ずチューニングを確認します。これにより、常に最適なサウンドを保てるようにしています。

和音の響きの変化

半音下げにすると和音の響きが変わります。これにより、曲の雰囲気が変わることもあります。

特にオリジナル曲を演奏する際、半音下げの影響で曲の印象が変わることがあります。これは、創作過程で意識的に取り入れるべきポイントです。

和音の変化は、アレンジの幅を広げる機会でもあります。半音下げによって新たなサウンドを探求するのも、音楽制作の楽しみの一つです。

ダウンチューニング色々

半音下げチューニングに代表されるレギュラーチューニングより音を下げるチューニングをダウンチューニングと言います。
たくさんのギタリストがその響きに惹かれ様々なチューニングに挑戦しています。
ここでは、大幅な変則チューニングをのぞく簡単なチューニングを紹介します。

全弦1音下げ

全弦1音下げたチューニングです。半音下げより弦のテンションが弱まりよりヘヴィーなサウンドになります。

同時に音の輪郭が丸くなるので高音弦では柔らかいトーンを出せます。

ドロップD(6弦1音下げ)

このチューニングは6弦のE音をD音に合わせるものです。チューナーと呼ばれるワンタッチで6弦をD音にできる装置が付いているギターもあります。

サウンド的には厚みと迫力が増す感じです。

ドロップDにする簡単な方法

レギュラーチューニングの場合、6弦をDにしますので4弦とオクターブ違いになります。
4弦開放(D音)を鳴らし参考にしながら6弦の音を同じD音に合わせます。
オクターブの響きはわかりますか?
わからない方はこの際覚えてしまいましょう。

最後に

ギターのチューニング方法はたくさんあります。押尾コータローなど曲ごとにチューニング変えるギタリストもいます。

この場合変則チューニングといい、ジミーペイジが得意としてますね。チューニングも表現方法の一つだと思います。

バンドサウンドが軽いと感じた場合は半音下げなどにチャレンジするのも良いと思います。また、握力がなくレギュラーではきついという方にもダウンチューニングは有効です。私はアコースティックギターは全弦1音下げにしています。エレキからアコギに持ち変えると弦のテンションに違和感を感じるので始めましたが、サウンド的にもお気に入りです。

是非試してみてください。もしかしたらFコードも楽に弾けるかも知れませんよ。