せっかくはじめたギターですから、挫折せずにずっと続けたいものですが、中にはかなり初期の段階で挫折する方もいます。
ここではギター初心者の方が無理なく実践可能で上達につながる効果的な練習方法を紹介します。
[toc]
苦手意識を持たないように...
ギターが上達せずにいると段々と苦手意識を感じるようになり、しだいに触ることなく過ごす日が多くなってしまいます。最終的にはケースにしまったまま収納スペースで眠っている状態になったり、部屋の隅でホコリをかぶった状態になったりしてしまいます。
そのようなことにならないよう、無理なく取り入れることができて継続しやすい練習方法をご紹介します。
[ad#inf]
いきなりコード弾きはハードルが高いので慣れてから
初心者の方が習得したい基本奏法として、コード弾きがあります。『ギターが弾けるようになりたい』と思った理由に弾き語りがしたいというのがありますね。弾き語りができるようになるにはコードを覚えなければいけませんがこのコード弾きで挫折してしまう方は非常に多いです。
コードを弾くのは、一度に5本や6本の弦を同時に押さえなければいけません。まだギターに触るように日が浅い方は、ひとつのコードを弾くだけでも非常に苦労します。何弦の何フレットをどの指で押さえるのか、譜面を確認しなければわかりません。
また、指がきつくてしっかりと押さえることができない、隣の弦に指が当たるといったことできれいな音が出せないのもいわゆるあるあるです。思うようにコードが弾けないと、イライラしてきて弾くのをやめてしまいたくなりますし、自分には才能がないと落ち込んでしまう原因にもなります。
当サイトではまずは指が動くようになってからコードを覚えることを推奨しています。
できるだけ毎日ギターに触ることを習慣にする
できないことをやろうとするとストレスを感じます。しかし、初心者のうちはできないことばかりで当然です。
急に上達するというのは困難ですので、できることから少しずつはじめましょう。パソコンの文字入力は最初はぎこちなくても、慣れてくるとキーボードを見ることなく打てるレベルまで上達可能ですが、ギターも同じです。
手がギターに慣れてくるとコード弾きもまったくの初心者のころより習得しやすくなりますし、ネックを見なくても弾けるまでに上達できます。
まずは少ない弦で弾ける曲のフレーズなどを探して、弾くということを楽しみつつ手を慣らしましょう。するとギターを弾きたい気持ちが自然とわいてきて、練習しなければいけないと意識しなくても毎日ギターを手に取るようになるでしょう。
[ad#co-2-1]
1曲弾き切ることができるようになるまで練習する
少ない弦で弾ける曲のフレーズなど、簡単なことが難なくこなせるようになってきたら、たくさんの曲のタブ譜をコピーしましょう。お気に入りの曲をチョイスすれば挫折を招きにくく、コードも手になじみ習得していけます。
練習する曲を決めたあとは、その曲を1曲弾き切れるようになる前に練習をやめてしまうのは避けたいところです。
途中でやめると上達したという実感を得ることができず、挫折の原因になりかねません。
1曲弾き切ることができれば、達成感を味わうことができます。そしてまた次の曲を弾けるようになりたいという、モチベーションのアップにもつながるでしょう。
なお、はじめて1曲弾き切ることができるようになる曲を決めるときには、ハードルが高過ぎないものを選ぶことが大切です。
今の実力で到底弾けないような曲を選んでしまうと、1曲弾き切るところまでたどり着けず、挫折につながってしまいます。
この曲であれば自分でも弾けるかもしれないという、現状の実力より少しハードルが高い程度のレベルの曲がおすすめです。
このような曲は1曲弾き切るところまで到達しやすく、達成感や上達の実感も得られて一石二鳥です。
ギタリストのマーティーフリードマンはラモーンズのアルバムを全曲コピーすることから始めたそうです。
メガデス時代のテクニカルなプレーからは想像もつかない簡単な曲です。
1曲弾けるようになるたびに『自分にもできるだ!と達成感を味わっていたそうです。』
メトロノームを使用する
はじめはかかっている曲に合わせて弾く練習をするという人は多いです。ある程度うまくなってくると、曲に合わせるのをやめて、ギターだけで一曲弾ききることに挑戦する方もまた珍しくありません。
そして自分の演奏と曲を同時にかけてみると、リズムやテンポがまったく合っていなかったという経験をする方もいるでしょう。かなり上達してリズム感やテンポ感の悪さを指摘され、矯正に苦労したという上級者の方は少なくありません。
そのため、あとで苦労することがないよう、初心者のころからリズム感やテンポ感を意識して練習することをおすすめします。そこで活躍してくれるのがメトロノームです。リズムやテンポに意識が向いて、リズム感やテンポ感を養うために効果的です。
一曲弾けるようになったら、曲に合わせるのではなくメトロノームのみで一曲正確なリズムやテンポで弾き切る練習も有効でしょう。
最後に......
ギターの初心者が上達するために重要なのは、簡単にできることから始めて何よりも弾くことを楽しんでください。
簡単にできることでも実際にできれば達成感があり、よりギターを弾くことが好きになり、もっと上達したいと思い練習にも意欲的になれます。
リズム感やテンポ感をつけるためのメトロノームは、現物を購入するのもよいですが、今はメトロノームのアプリが公開されているため、好きなほうを用意して使うとよいですよ。
[ad#inf]