コードを覚えるコツ
ギターのコードはたくさんあります。初心者の方はそのバリエーションの豊富さに戸惑うでしょう。ギターはその構造の特性上押さえる位置を平行移動すれば移調できます。つまりあるひとつの形を覚えてしまえば平行移動していくだけで他のコードが弾けます。基本の型は7つありますがここでは基本的なオープンコード(ローコード)を5つを中心に解説します。
基本の5つ型を覚え音の関係を理解することがコードを覚えるコツになります。
覚える型は5つこれだけで多くのコードを理解できるようになります。
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オープンコードを覚える
まずはオープンコードを覚えてしまいましょう。覚えるコードは5つ。C-D-E-G-Aです。セーハしなくても弾けるポジションですので音は楽に出るはずです。赤に白抜きでRと書かれたものはルート音と呼びそのコードの呼び名を決めます。例えば Cでは5弦3フレットが赤に白抜きでRと書かれています。この音がC(ド)でルート音になります。(※Aは5弦の開放がルート、Eは6弦がルートになります)ルートの位置をしっかり記憶してください。
オープンコードを平行移動してみよう
平行移動してみようここで覚えたコードをその型ごとに分類しておきます。
C=C型,D=D型,E=E型,G=G型,A=A型と5つに分類しておきます。あくまでも押さえた形です。この5つを平行移動するとどうなるか確認していきましょう。C型,G型とD型の平行移動は初心者には指がしんどいので省きますが省略コードが出てきた際に理解しやすいので一応、型は覚えておいてください。
さあそれぞれの型を平行移動するとどうなるか?その前にオープンコードの開放弦と押さえているフレットの位置関係を確認します。E型を参考に例をあげます。
Eコードは6弦の開放がルート音Eでしたね。これを0フレットと考え3フレット移動すると6弦3フレットになりG音になります。(E→F→→G)
Eコードを弾く時は6弦は押さえなくてよかったのですが(開放でしたが)Gコードを鳴らすには6弦の3フレットを押さえなければなりません。1弦2弦も同様です。ルート音が移動したぶん移動させます。
いずれの場合も開放弦=0フレットと考え
ギターでは押さえる位置をそのまま平行移動しても音の関係は同じになります。つまり同じメジャーコードを移動したらメジャーコード、マイナーを移動したならマイナーコードが弾ける…同じ種類のコードが弾けルート音の位置は変わらないということです。
下ダイアグラムはGコードを表します。このサイトでは便宜上E型のGと呼ぶことにします。
黒で囲った部分は全ての弦を人差し指で押さえてしまいます。これをセーハーとかバレーとか言います。
A型も同様です、平行移動してみてください。その際5弦がルート音になります。試しにA型のCコードを作ってみましょう。A型のAコードをスタートに平行移動していきます。A型のAのルートは5弦の開放(0フレット)ですね。そこからCまで移動すると5弦の3フレットになりA型のCコードは下図のようになります。
まとめ
・ギターでは押さえている位置関係が変わらなければ平行移動しても音の関係は変わらない。
→基本の型を覚えてしまうと平行移動するだけです。ルート音は何弦になるのかをしっかり覚えてください。キーワードは平行移動です。
・基本の型を覚えるとコードを覚えるのも早くなります。またインターバルを理解しておくと先々楽になりますので余裕があったら覚えてください。