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ブリッジミュートの方法
ブリッジミュートとはギターのブリッジの部分に手刀の部分を軽く添え音をミュートするというテクニックです。
したがって手首はブリッジに固定(自由度が低い)されますので、ブリッジミュートをしながら弾くと速く正確に弾けないという問題に悩まされている方も多いと思います。
その原因は
・手首が疲れてしまう
・ピックが弦引っかかってしまうことです。
まずは基本的なフォームからチェックしていきましょう。
画像のように手刀の部分を軽くブリッジに当てます。
力いっぱいブリッジに押し当てると音程が変わってしまうのでかる〜く添えてやるといった感じです。まず右手首の力を抜いてかる〜く6弦を弾いてみてください。
ピッキングはゴリゴリと強くピッキングせず軽めにすることがコツです。そうすることによって出音が均一でノリが良くなります。
ブリッジミュートをしながら速く弾くコツ
ブリッジミュートをしながら速く弾けないのは
①ピックを浅くもち過ぎている→ピックが弦に引っかかりやすい。
②手や腕に力が入りすぎていて手首や腕が疲れてしまう
ことが原因です。
個人差はありますがピックは先端を5mmぐらい出す感じで持つとやりやすいです。
力はこんなに!と思うぐらい力を抜いてください。
脱力(リラックス)して弾く感覚を掴むには時間がかかると思いますが、できるようになると
- 音の粒が揃う
- ノイズが減
- 疲れず速く弾ける
といったことができるようになります。
また、リラックスして手首や腕を動かせるポイントは人によって違いますので一概には言えませんが手首だけではなく腕全体または肘より下で動かすようにするとうまくできるようになります。
一番リラックスして弾けるポイントを探してみてください。
速く弾くピッキングのテクニック
前述したようにピックを浅めにもつこと、脱力することがブリッジミュートをしながら速く弾くコツですがピッキングにはもう1つテクニックがあります。
親指の第1関節を使って弾くと小刻みに弾けます。
習得するのに時間がかかりますがピッキングの強弱を得ることなどにも応用可能です。
どんな事にも共通する極意は脱力です 。関節を柔らかく使うことがコツです。
練習フレーズ
練習フレーズ1をメトロノームのテンポを80に設定し弾いてみてください。かなり遅く感じると思いますがゆっくり確実に行ってください。
だいたい弾けるようになったら前述したように親指の第1関節のみを使って弾いてみてください。
<練習フレーズ 1>
♩= 80 ダウンピッキング
♩= 100 オルタネイトピッキング
ブリッジミュート練習曲
① Paranoid Black sabbath
全編ブリッジミュートを使ったバッキングで構成されておりシンプルな曲構成なので覚えやすいと思います。
譜例
まとめ
ブリッジミュートのコツは
・右手はブリッジに軽く添える
・右手首の力を抜く
・軽くピッキングする
・親指の第1関節を使う
というところです。力を抜くというところが最大のコツになります。
今日紹介したブリッジミュートを応用して単音のソロフレーズやコードカッティングに使ってみてください。ミュートが出来ていない人と出来ている人…。余分な音が出ている人と出ていない人では演奏のクオリティーが天と地ほど違いますのでぜひマスターしてください。