Maroon 5新作 RED PILL BLUESレビュー
ギターライフをと言いながらポップなアーティストも好きです。思えば10数年前深夜のコンビニで夜勤をしていた時代、客のすっかり引いた店内にファミポートから聞こえてきたのがSUNDAY MORNING とTHIS LOVE。即買いに行ったファーストアルバムのR&Bかつロックな感じに一目惚れしたマルーン5。
ファーストアルバムが1400万枚以上売れました。かなりのロングヒットだったことを覚えています。
その後Maroon5の音楽はテレビCMに多数起用され彼らの音楽はあちこちで聴かれるようになりましたね。
当時、彼らの音楽を聴いたCM関係者からすぐ使いたいというオファーが多かったようです。
デビューアルバムから数年の彼らの音楽には懐かしさの中に新しさを感じる曲が多かったですね。
そんなmaroon5の新作が3年ぶりに届きました。
正直言って前々作『OVEREXPOSED』、前作『V』のキーボード主体のポップサウンドが個人的にありえなかったのでいまいち好きになれなかったのですが…。
(あまり聴いていないが・・・)
今回はどうでしょうか?前作、前々作の路線を踏襲するのでしょうか?
事前の情報ではファーストアルバムのようなR&Bな仕上がりになっているとのことでしたので期待して待っていました。
3rdアルバムのロック感好きだったな〜とかあの頃はよかった的な思いは常に進化成長を求められるアーティストにとっては迷惑千万なファンの思いなのでしょう
新作のサウンド
1曲目からむちゃくちゃおしゃれな音作り、心地良いグルーヴ感…ノリがよく昔からこの手のサウンドが好きです。
今回のアルバムファーストアルバムのようなギターバンド感ではない点は期待はずれですが、これはこれで良いのではないでしょうか?
相変わらずのアダムの高音ボイス、新境地としてはアダムの抜けの良い低音ボイスが心地よく響きます。それにしてもアダムはどんどん歌が上手くなりますね。
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RED PILL BLUESの聴きどころ
今回のアルバムの特徴はコラボレーション。10曲中4曲!ボーナストラックを含めると14曲中6曲でコラボしておりやりすぎ感がありますが、どの曲も完成度はさすがです。個人的にはJULIA MICHAELSとコラボした『HELP ME OUT』、軽快なリズムに思わず体が動いてしまうLUNCHMONEY LEWISと共演の『WHO I AM』がお気に入りです。
JULIA MICHAELS??誰だ?... どうやら今年デビューした新人シンガソングライターみたいですね。ソングライターとして2013年ごろから活動しておりジャスティンビーバーやブリトニースピアーズなどの大物に楽曲提供しているみたいです。
『BET MY HEART』『CLOSURE』など大人なダークな曲もありバリエーション豊かです。『CLOSURE』はギターパートをコピーすると勉強になるかもしれませんね。
全体的には最近のアメリカで流行の音なのかな?
一言でいうとおしゃれです。
聴けば聴くほど味のでてくる完成度の高い良質なアルバムでした。
デラックス版にはDISC2 がついており、全てライブ音源が収録されています。
実は私ライブ盤が大好きなのですが、このDISC2も例にもれず好きです。
楽曲の良さは当然のごとくスタジオ盤とは違った曲のアレンジ、思わず体が動いてしまうグルーブ感がたまりません。
スタジオ版では聞こえなかったギターの音がよく聴こえます。こういうギター、センスがよくてかっこいいです。
[DISC 2]
1.MOVE LIKE JAGAR
2.SUGAR
3.DAYLIGHT
4.PAYPHONE
5.MAPS
6.STEREO HEARTS
7.HADER TO BREATHE
8.THIS LOVE
9.ANIMALS
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